白ソーセージ Weißwurst
857年にミュンヘンのレストラン『永遠の光亭』Zum Ewigen Licht で精肉マイスター・ゼップ・モーザー Sepp Moser が偶然発明したソーセージ。見習と一緒に焼きソーセージ用の詰め物を大量に作っていたモーザーは小腸皮が足りないことに気づき、あまった分を大腸皮に詰めた。教会帰りのお客にその太いソーセージを『今日の特別料理』として出したところ大好評で、さらに改良を加えパセリやレモンの皮で味を調えるようになったというのが通説になっています。
豚肉・牛肉・子牛肉とベーコン、パセリとスパイスで作られる白ソーセージは70度のお湯で20分茹でてから食べます。昔まだ冷蔵手段が無かった時代には『白ソーセージにお昼の鐘の音を聞かせてはならない』といわれましたが、これは時間がたつとソーセージの色が悪くなるせいです。 生粋のミュンヘン人は白ソーセージについてのしきたりに厳しいです。まず、白ソーセージはほかのソーセージとは違って2本単位ではなく1本単位で注文しなければいけません。そして親指と人差し指で皮をむいてマスタードにつけて食べるか、皮ごと食べます。片端に口をつけてすすりだしてもマナー違反ではありません。(Auszuzln) ナイフで真中を2つに切ることも許されますが、マスタードは甘マスタード Süßer Senf を使います。ソーセージの長さにそって切ったり、フレンチマスタードを使ったりする奴は野蛮人とされます。ほかのソースを使ったりサラダと一緒にたべるのも禁物。付け合せは塩パン・ブレーツェ Breze (写真上)、飲み物は(白)ビールと決まっています。
レバーケーゼ Leberkäse
レバーもチーズ(ケーゼ)も入っていません。 牛肉・豚肉を挽いてこね、一旦冷蔵庫で膨らませてからスパイスを混ぜて四角いケースに入れてオーブンで焼きます。スライスしたものを軽くいためて目玉焼きを乗せて食べます。スライスにジャガイモサラダの組み合わせや、ゼンメルパンにはさんでのサンドイッチもおいしいです。さっぱりした軽食としてお勧め。
豚肉焼きソーセージ Schweinsbratwurst
一般的な『焼きソーセージ』です。太いものと細いものがあります。つけあわせはマッシュドポテトやザウアークラウトが定番。
ニュルンベルガー・ソーセージ Nürnberger
粗切にした脂肪の少ない豚肉とベーコンにマジョーラムを加えて羊の腸につめたソーセージ。グリルで焼いて食べます。
このソーセージを白ワインとお酢にタマネギの千切りを大量に入れてスパイスを加えたゆでたBlaue Zipfelという料理があって、これは一度食べるとやめられなくなります。どうにも形容しようのない「未知の世界」が口の中に広がります。ニュルンベルクにいくことがあったら必ずお試しください。
レーゲンズブルガー・ソーセージ Regensburger
レーゲンスブルクには12世紀にまで遡ると言う歴史のある『ソーセージ屋』があります。
ウインナー・ソーセージ Wiener
脂肪分の少ない豚肉と牛肉を羊の腸につめてかるくスモークしたソーセージ。ゆでて食べます。道端でも手づかみで食べられるスナックです。
ドイツではウィンナー(ウィーンのソーセージ)といいますが、ウィーンにゆくとフランクフルター(フランクフルトのソーセージ)といいます。
子牛肉の焼きソーセージ Kalbsbratwurst
子牛肉と豚肉を細かく挽いてつくったやわらかなソーセージです。
レバー・ソーセージ Leberwurst
レバーソーセージには、目の粗さと腸皮の種類が違うものがいろいろとあります。パンにバターをぬってそのうえに塗ってたべるのがおいしい。
血のソーセージ Blutwurst
血の固まり方がやわらかいものと硬いものがありますが、パンに塗ったり、焼いたりして食べます。それほど癖のある味ではありません。
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