シュナップス

シュナップス(ベアヴルツ)

 シュナップス(Schnaps)とはドイツの蒸留酒のことです。穀物・ハーブ・果物などから作ったものでアルコール度が15%以上、多くは40%前後あり、食後の消化をたすけるためのディジェスティフとして飲みます。(もちろん普段から飲んでる人もいます。ビールの合間に一気飲みしておなかを暖めるとも言います。 )

 ここに紹介したもの以外にもドイツ各地に名産のシュナップスがたくさんあります。レストランに入ったらメニューの最後のほうにあるシュナップスの欄をみて、何があるか確かめてみるのも一興です。

ベアヴルツ Bärwurz

ベアヴルツベアヴルツの花 バイエルン北東部のバイエルンの森地方で作られるベアヴルツというせり科の植物(Meum Athamanticum 標高1000メートル以上の高原に生息)の根から作られる蒸留酒です。6年から10年育った根を使いますが、もともとは放牧されていた乳牛が消化不良を起こした時に根を掘り出して食べていたのが最初だそうです。難産や子宮の治療薬としてGebärmutterwurz(子宮根)と呼ばれていたことからベアヴルツという名が生まれました。

エンツィアン(りんどう) Enzian

エンツィアンりんどうの花 ケーニッヒ湖で有名なベルヒテスガーデン地方特産のリンドウの根から作ったシュナップスです。 アルプス地方に生息しているリンドウで蒸留酒に使われるものは4種類ありますが、ベルヒテスガーデン地方で一番多いのはハンガリーリンドウ(Gentiana Pannonica)と呼ばれ、紫色の花を咲かせます。ドイツでは高山植物として採取が禁止されていますが、唯一この地方で古くから蒸留酒を製造しているグラッスルGrassl 家には今でも野生のリンドウの根を掘る権利が与えられています。ただ、現在では野生のものだけでは足りずに、ミュンヘン工科大学との協力研究により栽培方法が開発され標高350メートルから1000メートルの範囲で4年から5年かけて栽培されています。

エタール修道院リキュール Ettaler Klosterliköre

エタール修道院リキュール

 リンダーホーフ宮殿の近くにあるエタール修道院では中世の時代から薬としてリキュールが作られてきました。黄色と緑のリキュールは薬草を配合したもので、黄色の方がマイルド、緑が渋めの味になっています。(アルコール40%)山に実ったコケモモ(ブルーベリー)の香り豊かなリキュールはアルコール24%。透明の『ガイストGeist(英語になおせばSpirit)にはまったく砂糖を加えてありません。マーゲンビッターMagenbitterは食後の消化を助けます。

キルシュヴァッサーキルシュヴァッサー Kirschwasser

  『サクランボの水』という名前のこのお酒はサクランボを潰して6週間発酵させた原汁から作った蒸留酒です。黒い森地方の名産物として有名。

 ケーキ「黒い森トルテ」にもふんだんに使われています。

 

シュタインヘーガーシュタインへーガー Steinhäger

 ノルトライン・ヴェストファーレン州のシュタインハーゲンで15世紀から作られているジン

   
 

ドイツ語通訳 ドイツ語翻訳 ドイツ国家検定通訳・翻訳士 井上英巳 Seit 29.6.01